去る12月17日に五ヶ瀬に行ってきて、五ヶ瀬中等教育学校で開催された「卒業生が語る会」に参加してきました。
■企画について
14:35-16:35の2コマ分、4年生のLHR(ロングホームルーム 懐かしい響き…)の時間を使って行なわれ、自分を含む卒業生5人が参加しました。
今回の対象は4年生でしたが、休み時間には他の学年の生徒が2-3人のぞきに来ていました(この生徒達とも話をしてみたかったので残念でした)。
企画が実現した経緯ですが、一番最初に卒業された1期生の先輩が先生として五ヶ瀬に戻っていて、その先輩が発案したものでした。
自分の方では以前学校の方にこういったことができますよと提案してもうまくいかなかった経緯があるため、卒業生の先輩からとはいえ、学校側からこういった形での依頼を受けるのは非常に嬉しかったです。
■卒業生からの話の内容について
今回参加した卒業生の構成は以下のとおりでした。
トップバッターの先輩は、創立当初の写真を見ながら、当時のことを話されていました。ある程度はレールの上にいたとはいえ、自分たちで新しい学校をつくるという気概をもって、視野を高く持っていろんなことをやってみたという話が印象的でした。
2番目の先輩は、自身のこれまでの人生の歩みをA4で3枚にわたって資料にまとめて配布されていました。この資料だけでも非常に読み応えがあり、僕自身も面白く読みました。今回の話の時間では、資料に書いてある話も交えつつ、五ヶ瀬での生活についてどう考えていってほしいかという話を熱く語られていました。
特に印象に残ったのは、先生方に対してただ単に自分達に都合が良いことだけを要求するのではなく、自分たちで自分たちをどう律するかということを踏まえた上で話をしていけば、きちんと交渉できるんだからそうしていってほしいといった主旨の話です。
例えば、携帯電話1つとっても、ただ単に「解禁して」と言うだけではなく、「これこれこういう条件のもとでこういう使い方を認めてほしい、もしこれが守れなかったらまた禁止にしても構いません」といった話をすれば先生方も話は聞いてくれるはずだと。これは自分も同じようなことを感じていたので強く共感しました。
3番目の先輩は、今回企画をされた先輩と仲良しだったということもあって、先生の若かりし頃の話に生徒の関心が及んでいたようでした。また、質問の時間をとって、質問をたくさん受け付けていました(細かい質問の内容は、自分の出番のことに頭がいっていてあまり集中して聞けていませんでした…メモとっておけば良かったと後悔してます)
4番目に自分が話しましたが、この内容は次の項で書きます(さすがに自分が話した内容なので詳しく思い出せますので)。
5番目に1期下の後輩が話しましたが、「人生とは」というテーマでの話でした。優先順位をつけることが大事だという話を、例えを用いて明快に話していて語り口も分かりやすかったです。
具体的には、コップにものを色々入れるとどれだけのものが入れられるかという例え話でした。まず、大きめの石をコップに一杯に入れる、そうすると一見もうものは入らないように見える。でも、小さ目の石ならまだ入る。小さ目の石をぎゅうぎゅうに入れたら、もう入らないように見えるが、砂なら入る。さすがに砂を入れたらもう一杯かと思いきや、水ならまだ入る。
この話からの教訓は、頑張ればまだいろいろ詰め込める…ということではなくて、ものを入れる順番が大事だという話でした。上の順番を逆にして、水から入れてしまうと、他のものは入らなくなってしまう。すなわち、優先順位が大事だという話でした。
もう1つ、なるほどなと思ったのが「受け身になる」という話しでした。受け身になることの具体例としては、先輩から殴られたりという話が例としてあげられていましたが、肉体的なことだけでなく、例えば悪口を言われるとかそういうものも入ると思います。
後輩が話していたのは、受け身になったことがない人間は、学校にいるときには強く見えていても、結局は人の気持ちがわからないので人が離れていってしまうということでした。これは同感です。殴られていた当時はそんなことは思いもしませんでしたが…そういう意味では、先輩-後輩というシステム(と呼ぶべきか分かりませんが)は子供が社会に出て行く前に、受け身になることを学ぶ機会としては適している仕組みなのかなとも感じました。
また、後輩達からみた先輩の印象を一言で表していてこれもまた面白かったです。ちなみに自分たちの学年は「真面目な人」という印象でした(^ ^;)
自分が話した内容や感じたことも書こうと思っていたのですが、長くなってきたので今回の投稿はこのへんで、また次の投稿にまとめます。
■企画について
14:35-16:35の2コマ分、4年生のLHR(ロングホームルーム 懐かしい響き…)の時間を使って行なわれ、自分を含む卒業生5人が参加しました。
今回の対象は4年生でしたが、休み時間には他の学年の生徒が2-3人のぞきに来ていました(この生徒達とも話をしてみたかったので残念でした)。
企画が実現した経緯ですが、一番最初に卒業された1期生の先輩が先生として五ヶ瀬に戻っていて、その先輩が発案したものでした。
自分の方では以前学校の方にこういったことができますよと提案してもうまくいかなかった経緯があるため、卒業生の先輩からとはいえ、学校側からこういった形での依頼を受けるのは非常に嬉しかったです。
■卒業生からの話の内容について
今回参加した卒業生の構成は以下のとおりでした。
- 高校1期生…3人
- 中等2期生…1人(自分)
- 中等3期生…1人
トップバッターの先輩は、創立当初の写真を見ながら、当時のことを話されていました。ある程度はレールの上にいたとはいえ、自分たちで新しい学校をつくるという気概をもって、視野を高く持っていろんなことをやってみたという話が印象的でした。
2番目の先輩は、自身のこれまでの人生の歩みをA4で3枚にわたって資料にまとめて配布されていました。この資料だけでも非常に読み応えがあり、僕自身も面白く読みました。今回の話の時間では、資料に書いてある話も交えつつ、五ヶ瀬での生活についてどう考えていってほしいかという話を熱く語られていました。
特に印象に残ったのは、先生方に対してただ単に自分達に都合が良いことだけを要求するのではなく、自分たちで自分たちをどう律するかということを踏まえた上で話をしていけば、きちんと交渉できるんだからそうしていってほしいといった主旨の話です。
例えば、携帯電話1つとっても、ただ単に「解禁して」と言うだけではなく、「これこれこういう条件のもとでこういう使い方を認めてほしい、もしこれが守れなかったらまた禁止にしても構いません」といった話をすれば先生方も話は聞いてくれるはずだと。これは自分も同じようなことを感じていたので強く共感しました。
3番目の先輩は、今回企画をされた先輩と仲良しだったということもあって、先生の若かりし頃の話に生徒の関心が及んでいたようでした。また、質問の時間をとって、質問をたくさん受け付けていました(細かい質問の内容は、自分の出番のことに頭がいっていてあまり集中して聞けていませんでした…メモとっておけば良かったと後悔してます)
4番目に自分が話しましたが、この内容は次の項で書きます(さすがに自分が話した内容なので詳しく思い出せますので)。
5番目に1期下の後輩が話しましたが、「人生とは」というテーマでの話でした。優先順位をつけることが大事だという話を、例えを用いて明快に話していて語り口も分かりやすかったです。
具体的には、コップにものを色々入れるとどれだけのものが入れられるかという例え話でした。まず、大きめの石をコップに一杯に入れる、そうすると一見もうものは入らないように見える。でも、小さ目の石ならまだ入る。小さ目の石をぎゅうぎゅうに入れたら、もう入らないように見えるが、砂なら入る。さすがに砂を入れたらもう一杯かと思いきや、水ならまだ入る。
この話からの教訓は、頑張ればまだいろいろ詰め込める…ということではなくて、ものを入れる順番が大事だという話でした。上の順番を逆にして、水から入れてしまうと、他のものは入らなくなってしまう。すなわち、優先順位が大事だという話でした。
もう1つ、なるほどなと思ったのが「受け身になる」という話しでした。受け身になることの具体例としては、先輩から殴られたりという話が例としてあげられていましたが、肉体的なことだけでなく、例えば悪口を言われるとかそういうものも入ると思います。
後輩が話していたのは、受け身になったことがない人間は、学校にいるときには強く見えていても、結局は人の気持ちがわからないので人が離れていってしまうということでした。これは同感です。殴られていた当時はそんなことは思いもしませんでしたが…そういう意味では、先輩-後輩というシステム(と呼ぶべきか分かりませんが)は子供が社会に出て行く前に、受け身になることを学ぶ機会としては適している仕組みなのかなとも感じました。
また、後輩達からみた先輩の印象を一言で表していてこれもまた面白かったです。ちなみに自分たちの学年は「真面目な人」という印象でした(^ ^;)
自分が話した内容や感じたことも書こうと思っていたのですが、長くなってきたので今回の投稿はこのへんで、また次の投稿にまとめます。