2012年1月19日木曜日

卒業生が語る会の続き(自分がしゃべった内容)


前回の内容の続きです。
(前回の記事:「卒業生が語る会」(仮称?)に行ってきました

■自分が話した内容
さて、後輩に向けて自分が話した内容ですが、以下のような内容です。

プレゼン資料を最初に作った時は、伝えたいことを盛り込み過ぎたので今回伝えたいポイントを1つに絞りました。元の資料でリハーサルしたところ、5分の1くらい読んだだけで持ち時間に達してしまったので…(^ ^;)

元々伝えようと考えていたポイントとしては以下のようなことがありました。
  1. 進路や人生の考え方には山登り型と川下り型がある
  2. 自分のアタマで考えよう
  3. 五ヶ瀬にいることの意味
  4. インターネットの変化が与える影響 - 情報を使いこなす力を身につけよう 
■山登り型と川下り型
その中で、今回は1つ目のポイントに絞りました。
すなわち、以下のような2つの考え方があるよという話です。
  • 山登り型
    …目標を設定して、それに至るまでのステップを整理し、1つずつクリアしていく
  • 川下り型
    …今自分が置かれている環境や今持っている自分の興味・能力に応じて物事を判断し、進めていく
基本的に学校から就活に至るまでで教えられる考え方っていうのは、山登り型の考え方がベースだと思うんですよね。目標を設定してそれに頑張りましょうという。でも、自分自身が山登り型の考え方にとらわれ過ぎて一度失敗した経験があったので、それを踏まえて、川下り型の考え方もあるよ、山登りでうまくいかなかったら川を下ってみたらいいんじゃないの?っていうことを伝えたかったのです。

自分は、どこでこういう考え方を知ったかというと、新卒で入った会社を4カ月で退社してしまい、人生に挫折していた時期でした。友達の家に行った時に、たまたまそこに置いてあった本を読んだところ、川下りっていう考え方もあるという話が書いてあったのです。

就職活動中は、ずっと、自己分析とかをやって自分のキャリアとか将来像とか夢を作って、そこに至るステップとしてどういう会社を選ぶべきかみたいなことばかり考えていて、結局それに則って会社を選んでいたのでその時の自分にとっては目から鱗でした。山登りの考え方で一度失敗していたので、 川下りの話が心に残ったのかも知れません(新卒時に読んでいてもスルーしていたかもですね)。

そんなわけで、今すぐには関係なくても、生徒の誰かが山登り的に考えていて失敗した時に、そういえばあの先輩がああいうことも言ってたから、山登りでうまくいかなかったからといって人生終わりじゃないよなと思ってくれればなと思って伝えることにしました。

もちろん、どちらが良い悪いという話ではないですし、人生のあるフェーズにおいては山を登ることが必要ですし、別のフェーズにおいては川を下るように考えた方がうまくいくこともある、ということだと思っています。ただ、山登りの考え方しか知らず、それにとらわれ過ぎているとうまくいかないこともあるので、両方知っておけるといいんじゃないかなーというのがポイントでした。

■講演の感想
まず、上の話は、そんなに響く内容じゃなかったかなと感じました。反応がちょっと鈍い感じもしたので。質問もそんなになかったです(残念!)。講演の時にも言ったんですが、4年生というよりは、5、6年生の向けの内容かなと思って作ったものを、いけるかなーと思って話してみたんですが、もう少し別の内容の方が良かったかなと思っています。

講演後に別のところで話した時は、これから5年生になるにあたって、後輩のまとめ方とかそういう話も悩んでるみたいだったので、リーダーシップの話とかをしたら良かったのかなとも思っています。次回機会があったらそういう話もしてみたいと思います。

話している時の様子を見る感じでは、女子の方が真剣に聞いている感じでしたね。前の方に座っていたからかもしれませんが、若干男子の方が頼りない感じというか、質問とかをしてもウケねらいで聞いているというか…まあ自分達もそんなだったような気がするのでそういうもんかなとは思います(笑)

あと、この講演会を企画した先生が1期生の卒業生だったということもあり、その先生が在学中はどういう人だったかみたいな興味が結構強いみたいでした。正直、もっと別のことを聞いたら良いのにとは思いましたが、それは卒業生視点ですかね…(^ ^;)

講演の後、夜に食堂でご飯を食べながら4年生や6年生の生徒と話をしました。その時に感じたことはまた次の記事でまとめたいと思います。


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