今回は、事情により匿名ですが、メーカーでカメラに関する仕事をしている方のインタビューです(仮にRさんと呼ぶことにします)。
前回までの記事はこちら↓
以下インタビューです。
今回で最後です。仕事と五ヶ瀬中等教育学校時代から得たものについての話です。
―仕事をやっててどういう時が面白いですか?
泥臭くないことをやってる時ですかね。発売が近づくと、だんだん泥臭くなってくるんですよ。
どうしてもなんか不具合が起こって対処しなくちゃならなかったりとか…「どうしようか」っていう話になって、「ちょっとここを削ってみようか」とか「潤滑剤を塗ってみようか」とか。
―楽しいのはどういう時ですか?
最初の構想段階のところかな。どんなカメラ作ろうかな…とか。
―それって、商品コンセプトみたいなものが先にあって作っていくんですか?それともフリーハンドで考えられるんですか?
両方かな。同時並行的な感じです。
「うちはこういうことができますよ」っていう話をして、企画の方は「じゃあこういう製品にしましょうか」っていう話をしてやりとりしながら決まっていきます。
企画のところの夢を語れるところが良いですね…一番無責任なところですが(笑)
完成に近づくにしたがって、部品が届かないとか、税関で止まってるから電話かけるとか、大変になってきますから。
―大変なのはそういう詰めの時ですか?
詰めもそうですが、金型を作る時も大変ですね。一回金型を作っちゃうと変えられないので、設計的にも完成度を上げないといけないから神経を使います。そこから段々泥臭くなってきますからね。
全部製品の発売に乗っかっているので、発売までで一区切りですね。
―最後に、五ヶ瀬で得たものや学んだことで仕事に役に立ってることってありますか?
奉仕の心が培われたとか、栄光のエコーとか…(笑)
まあそれは結構難しいですね。コレって言えるようなもんでもないですし。
―今までに聞いた人だと、コミュニケーションとか、フォレストピア研究の話とかの話はありましたが、そのあたりはどうですか?
確かにそうですね。見聞は広がりましたね。世のなかには色んなものがあるっていう。街中で住んでるだけじゃ分からないことも知ったし、視野が広がったかなと思います。
あと、話のネタにもなりますしね。ヤギ飼ってたとか…(笑)
―ヤギ好きでしたもんね(笑)ヤギの話でオチがついたところで、今日はこのくらいで。ありがとうございました!
以上です!