2013年1月13日日曜日

宮崎県立五ヶ瀬中学校・高等学校(6年一貫教育)にかける思い―「学校における教育」

前回に続き、
「宮崎県立五ヶ瀬中学校・高等学校(6年一貫教育)にかける思い」
という手記の掲載です。
(著者は五ヶ瀬中等教育学校の設立に携わった故児玉郁夫先生です)

前回までの記事はこちら↓
今回は、「学校における教育」についてです。
フォレストピアという総合学習の前身のような独自の授業についてや
教科指導について書かれています。


<学校における教育>

個性を重視する教育を主眼とする当校は、2年で3群、3年で11群の選択科目に加えて、新科目として中学校では、「フォレストピアⅠ」「地域基礎A・B」、高校では「フォレストピアⅡ」「天文観察」「森林文化」「環境科学」の4科目が用意され、実験・実習を主体とした学習を展開している。

この科目は、学習の過程で発券した課題を研究して、学年末の発表会で披露する仕組にしてある。生徒たちは各自専門書を読み、大学や全国の研究機関、団体等に文献を依頼して、まとめた結果を発表するのだが、その内容は、創造的でかなりレベルの高いものである。こうして、体験的に課題解決の手法を身につけ、その過程で何事にも意欲的に取組む態度が育っているのも事実である。

教科指導では、県内ほぼ全域からの入学生の、学力差に対応しなければならない。従って、学力別学級編制と共に個別指導に力を入れ、寮における指導もここに重点が置かれる。その結果、1年後には、各自入学時に比して想像以上に学力は伸びている。



本手記は以上です!
「宮崎県立五ヶ瀬中学校・高等学校(6年一貫教育)にかける思い」が伝わってくる内容でした。

次回以降はまた別の手記を掲載していきます。

0 件のコメント:

コメントを投稿