五ヶ瀬中等教育学校2004年卒業生の荒武里衣さんへのインタビューの続きです。
前回は、進路を選んだ理由の話を聞いていきましたが、今回もその続きです。
前回の記事はこちら↓
■進路の話
―それが高2くらいの時の話ですね。進路はどうしたんですか?
最初は大学を探しました。海洋系の勉強ができる大学探しが最初です。でも、難しいところばっかりで、「行けるわけないやん」ってなりました。「なんとか狙えるかも…」というところで琉大があったんですが、ちょっと分野違いでした。私立も東海大学とかを見たんですけど、「お金かかるわー」ってなって専門学校まで広げて探したら、日本外国語専門学校っていうところを見つけたんです。
「琉大かー、ちょっとちがうんだよなー」ってなってる時にこの専門学校を見つけて、「これいいやん!!!」と思って調べてました。そのプログラムで、1年間外国語をめっちゃ勉強すれば、あとの1年間いろんな国で研修を受けられるっていうものがありました。
その中に、オーストラリアの研究所でイルカとかアシカとかの研究を手伝えるっていうのがあって、私は「ぶっちゃけそっちが良い!」って思ってました。英語は全然ダメだったんですけど、なんかこっちの方が楽しそうだしと思って。
でも結局周りからは大学に行ってほしいみたいな雰囲気がありました。うちの親は結構放任主義で、「どっちでもどうぞ」みたいな感じだったんですけど、先生からは「一応大学を出た方が良いと思う。専門だったら、もしまた後でそこに行きたかったら入りなおせば良いから」って言われたりしてました。なので、一応琉大を推薦で受けてみるみたいな感じでした。
―そうだったんですねー。そこの専門学校は結局受けはしたんですか?
受けもしなかったですね。
―後からそこに行ってたらなーみたいな後悔はなかったんですか?
後悔はないですね。琉大に入ったらもうほとんど遊んでましたし(笑)
―大学はどうやって決めたんですか?
海洋系のことができる大学を探しだすと、難しい大学が多かったんです。さっき言ったような化学の方の研究も楽しかったんですけど、それをやったのはたまたまで、化学の勉強は全然できませんでした。
元々は生物が好きで、生物とのんびり触れ合ったりしたかったこともあって、やっぱり生物の方が良いなと思ってました。できたら、イルカとかクジラとかの調査船に乗ったりとかっていうのをモヤモヤ~っと夢みて海洋生物の研究ができる大学を探しました。
そしたら、東大とか北大とか海洋大とかで難しいところばかりでした。私立を探してみたら東海大とかもあったんですけど、お金の面で厳しくて。最終的には琉球大を目指しました。
とは言っても、成績としては難しくて、1年留年するしかないなーと思ってました。でも、一応推薦を出そうと思って出したんです。その時、生物系と化学系を分けて募集していました。もちろん生物系で出したかったんですけど、なんと募集してたのが高校が水産科の人のみだったんです。普通科とかはダメで水産科の人しか受けられなかったんです。
それはないだろーと思って、化学の方を見てみたら、化学は普通科でも可だったんです。当時は勉強がホントにできなかったんで、「どうせ受かるわけないし、いいや」と思って受けたら受かったんです。
―その時の気持ちはどうだったんですか?
その時は半分遊んでました(笑)一応推薦だから結構調べたんですけど、全然生物じゃなくて、化学関係のことしかやってないところだったんです。なるべく生物に近いのをと思って、生物から化合物を取り出すっていうのを見つけました。
「あ、これはなんか、そういえばフォレストピア研究で多少やってた化学の分野に、似てないけどなんか似てないことも…!うん!」とか思いながら、調べてました。当時の生物の先生には、「海洋分野の研究だったらこれが一般的なんじゃない、流行ってるよ」と言われたりもして、不本意ながらもそこに受けに行って、試験を受けた後は遊んでました(笑)
―どんな試験だったんですか?
試験は面接でしたけど、一応センター試験も込みでした。時期としては2月の上旬に受けて、中旬に結果が来るというものでした。一般入試も受けようと思って、生物で希望を出してたんですけど、センターの結果も悪かったので受かるはずないなと思ってました。でも、結局推薦で通ったから一般入試はどこも受けてないですけど。
面接は、どういう志望かっていう内容の後に、口頭試問っていう学問的な内容を聞かれるものもあったんですけど、それも全然できなくて、もう落ちたと思ってました。確か、化合物が並んでてダイオキシンはどれでしょう的な問題があったのを覚えています。
それで、友達と、「予備校どこ行くー?」「北九州予備校とか辛いよねー、駿台かなー」とかそういう話をしてたんですけど、まさかで受かってしまいました。
―それはでもどういう気持ちだったんですか?行きたいところに近いけどベストではないみたいな感じですか?
そうですね。でも当時は私はそんなに勉強には情熱がなかったんです。受かったなら良いんじゃないと思ってました。それでそのまま来ました。
今回は以上です!
次回は大学に入ってからの話を聞いていきます!
前回は、進路を選んだ理由の話を聞いていきましたが、今回もその続きです。
前回の記事はこちら↓
- 五ヶ瀬中等教育学校卒業生インタビュー - 荒武里衣さん(1) - 研究分野の話
- 五ヶ瀬中等教育学校卒業生インタビュー - 荒武里衣さん(2) - 研究分野の話の続き
- 五ヶ瀬中等教育学校卒業生インタビュー - 荒武里衣さん(3) - 進路の話
- 五ヶ瀬中等教育学校卒業生インタビュー - 荒武里衣さん(4) - フォレストピア研究&NASDAの実験の話
よく見ると可愛い? |
―それが高2くらいの時の話ですね。進路はどうしたんですか?
最初は大学を探しました。海洋系の勉強ができる大学探しが最初です。でも、難しいところばっかりで、「行けるわけないやん」ってなりました。「なんとか狙えるかも…」というところで琉大があったんですが、ちょっと分野違いでした。私立も東海大学とかを見たんですけど、「お金かかるわー」ってなって専門学校まで広げて探したら、日本外国語専門学校っていうところを見つけたんです。
「琉大かー、ちょっとちがうんだよなー」ってなってる時にこの専門学校を見つけて、「これいいやん!!!」と思って調べてました。そのプログラムで、1年間外国語をめっちゃ勉強すれば、あとの1年間いろんな国で研修を受けられるっていうものがありました。
その中に、オーストラリアの研究所でイルカとかアシカとかの研究を手伝えるっていうのがあって、私は「ぶっちゃけそっちが良い!」って思ってました。英語は全然ダメだったんですけど、なんかこっちの方が楽しそうだしと思って。
でも結局周りからは大学に行ってほしいみたいな雰囲気がありました。うちの親は結構放任主義で、「どっちでもどうぞ」みたいな感じだったんですけど、先生からは「一応大学を出た方が良いと思う。専門だったら、もしまた後でそこに行きたかったら入りなおせば良いから」って言われたりしてました。なので、一応琉大を推薦で受けてみるみたいな感じでした。
―そうだったんですねー。そこの専門学校は結局受けはしたんですか?
受けもしなかったですね。
―後からそこに行ってたらなーみたいな後悔はなかったんですか?
後悔はないですね。琉大に入ったらもうほとんど遊んでましたし(笑)
―大学はどうやって決めたんですか?
海洋系のことができる大学を探しだすと、難しい大学が多かったんです。さっき言ったような化学の方の研究も楽しかったんですけど、それをやったのはたまたまで、化学の勉強は全然できませんでした。
元々は生物が好きで、生物とのんびり触れ合ったりしたかったこともあって、やっぱり生物の方が良いなと思ってました。できたら、イルカとかクジラとかの調査船に乗ったりとかっていうのをモヤモヤ~っと夢みて海洋生物の研究ができる大学を探しました。
そしたら、東大とか北大とか海洋大とかで難しいところばかりでした。私立を探してみたら東海大とかもあったんですけど、お金の面で厳しくて。最終的には琉球大を目指しました。
とは言っても、成績としては難しくて、1年留年するしかないなーと思ってました。でも、一応推薦を出そうと思って出したんです。その時、生物系と化学系を分けて募集していました。もちろん生物系で出したかったんですけど、なんと募集してたのが高校が水産科の人のみだったんです。普通科とかはダメで水産科の人しか受けられなかったんです。
それはないだろーと思って、化学の方を見てみたら、化学は普通科でも可だったんです。当時は勉強がホントにできなかったんで、「どうせ受かるわけないし、いいや」と思って受けたら受かったんです。
―その時の気持ちはどうだったんですか?
その時は半分遊んでました(笑)一応推薦だから結構調べたんですけど、全然生物じゃなくて、化学関係のことしかやってないところだったんです。なるべく生物に近いのをと思って、生物から化合物を取り出すっていうのを見つけました。
「あ、これはなんか、そういえばフォレストピア研究で多少やってた化学の分野に、似てないけどなんか似てないことも…!うん!」とか思いながら、調べてました。当時の生物の先生には、「海洋分野の研究だったらこれが一般的なんじゃない、流行ってるよ」と言われたりもして、不本意ながらもそこに受けに行って、試験を受けた後は遊んでました(笑)
―どんな試験だったんですか?
試験は面接でしたけど、一応センター試験も込みでした。時期としては2月の上旬に受けて、中旬に結果が来るというものでした。一般入試も受けようと思って、生物で希望を出してたんですけど、センターの結果も悪かったので受かるはずないなと思ってました。でも、結局推薦で通ったから一般入試はどこも受けてないですけど。
面接は、どういう志望かっていう内容の後に、口頭試問っていう学問的な内容を聞かれるものもあったんですけど、それも全然できなくて、もう落ちたと思ってました。確か、化合物が並んでてダイオキシンはどれでしょう的な問題があったのを覚えています。
それで、友達と、「予備校どこ行くー?」「北九州予備校とか辛いよねー、駿台かなー」とかそういう話をしてたんですけど、まさかで受かってしまいました。
―それはでもどういう気持ちだったんですか?行きたいところに近いけどベストではないみたいな感じですか?
そうですね。でも当時は私はそんなに勉強には情熱がなかったんです。受かったなら良いんじゃないと思ってました。それでそのまま来ました。
今回は以上です!
次回は大学に入ってからの話を聞いていきます!
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