五ヶ瀬中等教育学校、2003年卒業生、
田村康一郎さんのインタビューの2006年版です。
実は、僕が大学の頃にも卒業生インタビューの企画をしたことがあり、
その時にインタビューしていました。
その頃は田村さんも大学生でしたので
これまでのインタビューと比べるとまた面白いかもしれません。
2012年版のインタビューはこちら↓
五ヶ瀬中等教育学校卒業生インタビュー - 田村康一郎さん(1)
五ヶ瀬中等教育学校卒業生インタビュー - 田村康一郎さん(2)
五ヶ瀬中等教育学校卒業生インタビュー - 田村康一郎さん(3)
五ヶ瀬中等教育学校卒業生インタビュー - 田村康一郎さん(4)
五ヶ瀬中等教育学校卒業生インタビュー - 田村康一郎さん(5)
五ヶ瀬中等教育学校卒業生インタビュー - 田村康一郎さん(6)
文系で入学したと思ったら、急に理転して工学部に進学したり、
いつの間にかチェコに行っちょったと思ったら
南米に飛んでみたりと色んなことをやっている頃に聞いた話です。
インタビュー日:2006年5月5日
それではどうぞ!
―所属はどういうところやとですか?
東京大学工学部社会基盤学科国際プロジェクト研究室です。はい。
―長っ!そこではどんげなことを勉強しよっとですか?
私がいるところでは途上国開発なんかを勉強しています。昔は土木工学科と言っていたところです。土木って言うとなんか印象が悪いと思うんで、例えば談合とか無秩序な開発とかそんなイメージがあるかもしれないんですけど、そんなこともあって最近名前を変えたんですよ。「社会基盤学科」に。
社会基盤っていうと、文字通り言うと社会を支えるものってことです。かっこよく言うとインフラ(infrastructure)っていって、わかりやすいもので言うと橋とか道路とか、そういうものです。社会基盤というと、そういう形のあるものに加えて、教育とか医療サービスとか、そういう制度的なものも含むんですよ。
私たちのところではそのような施設をどう作るかだけでなくて、それをどのように整備すれば無駄が無いかとか、計画のべんきょうもします。 とくに私は途上国での開発の方をやりたくて、勉強することも経済とか政治とか、工学部といってもいわゆる文系っぽいことをやってますね。
―田村君は文系やったですがね?
はい。
―なぜ今の学科を選んだんすか?
とりあず「国際」っぽいことがやりたいなと。 それで東大では2年生のときにいきたい学科を選べるんで色々考えたんですよ。それまで文系でやってきたんですけど、国際機関とかで働きたいと思ったときに、文系のところでやってる勉強とか理屈だとちょっと足りないんじゃないか、と思ったんですよね。
で、なんだろうな都市計画/地域計画みたいなのに興味がでてきたとこで、そういう社会の設計/計画みたいなのをやる能力をつけようと思って、社会基盤に新しくできた国際プロジェクトのコースに決めた訳です。 まあほかにもいくつか下心はあったんですけど、こんなかんじでいいですかね。
―その下心とはいかに?
一つは本郷キャンパスにいきたかったこと。主要なキャンパスが3つあるんですけど、よく写真に出てるやつね。 もう一つは研修プログラムでただで海外に飛ばしてもらえること(笑)。 まあ普通に講義科目とか比較してみても、そこが一番実践的な感じがしてよかったんで。
―それで今までどんげなことをやったとですか?
授業では土木の基礎理論-力学とか水の流れとかめちゃくちゃ物理っぽいことから、経済学や社会調査法みたいなことまで色々やるんですけど、ばりばり数学の土木っぽい授業はとってなくて。数学苦手なんで(笑)。 そういう授業の取り方もできて、計画とかそういうことを重点的にやっていこうって感じですね。
あとは実験でコンクリートを練ったりペットボトルロケットを飛ばしたり。そういう実験や模型作りまであって、なかなか面白かったですね。東京の町並みや河川の見学会とか、現場に出るのも好きです。 なんか幅広すぎて自分でも何やってるとこかよくわかんないですけど(笑)。
ほかにもあって、さっき言った海外の研修にも夏いってきて、チェコって国に一ヶ月いました。
―チェコはどんげやったですか?ネドベドやらヤン・コラーやらには会わんかったですか?
大学からお金を出してもらって、チェコ工科大学ってところでチェコの環境について調査してました。、、、という名目で結構遊んでたかな(笑)。あんまりいい成果は出なかったですけど。
ヨーロッパの町並みには感動しましたね。すごくきれいでした。週末にはチェコの田舎とか周りの国に行ってみたんですけど、それぞれ町の作りや経済水準の違いとかも見えて面白かったですね。 そういうのを感じることができただけでも収穫だったかなと。また留学とかもしてみたいですよね。
―ネドヴェドの話はスルーかよ!ところでチェコ名物は何ですか?
ビール! チェコのを飲んだらもう日本のビールなんて飲めないですよ、ほんと。
―こん飲み助が!これから先はどんげなことをすっとですか?卒業論文とかどんげなことをやるつもりやとですか?
卒論はまだ決まって無いんですけど、途上国の都市政策みたいなことをやろうかなあと。 無事卒業できたら大学院ですね。たぶん同じ研究室で。その後はまだあんまり考えてないんですけど、海外で仕事がしたいなあと思っています。 4年生でこんな悠長なこといってっていいのかって感じですが(笑)。
―ふうん。じゃあ最後に皆にメッセージをどうぞ!
チェコビールはうまいです。 日本の銘柄だとプレミアムモルツがわりといい線いってますね。
↑春休みに行ってきたペルーにあるインカ帝国の遺跡前でとった写真だそうです。
以上です!
田村康一郎さんのインタビューの2006年版です。
実は、僕が大学の頃にも卒業生インタビューの企画をしたことがあり、
その時にインタビューしていました。
その頃は田村さんも大学生でしたので
これまでのインタビューと比べるとまた面白いかもしれません。
2012年版のインタビューはこちら↓
文系で入学したと思ったら、急に理転して工学部に進学したり、
いつの間にかチェコに行っちょったと思ったら
南米に飛んでみたりと色んなことをやっている頃に聞いた話です。
インタビュー日:2006年5月5日
それではどうぞ!
―所属はどういうところやとですか?
東京大学工学部社会基盤学科国際プロジェクト研究室です。はい。
―長っ!そこではどんげなことを勉強しよっとですか?
私がいるところでは途上国開発なんかを勉強しています。昔は土木工学科と言っていたところです。土木って言うとなんか印象が悪いと思うんで、例えば談合とか無秩序な開発とかそんなイメージがあるかもしれないんですけど、そんなこともあって最近名前を変えたんですよ。「社会基盤学科」に。
社会基盤っていうと、文字通り言うと社会を支えるものってことです。かっこよく言うとインフラ(infrastructure)っていって、わかりやすいもので言うと橋とか道路とか、そういうものです。社会基盤というと、そういう形のあるものに加えて、教育とか医療サービスとか、そういう制度的なものも含むんですよ。
私たちのところではそのような施設をどう作るかだけでなくて、それをどのように整備すれば無駄が無いかとか、計画のべんきょうもします。 とくに私は途上国での開発の方をやりたくて、勉強することも経済とか政治とか、工学部といってもいわゆる文系っぽいことをやってますね。
―田村君は文系やったですがね?
はい。
―なぜ今の学科を選んだんすか?
とりあず「国際」っぽいことがやりたいなと。 それで東大では2年生のときにいきたい学科を選べるんで色々考えたんですよ。それまで文系でやってきたんですけど、国際機関とかで働きたいと思ったときに、文系のところでやってる勉強とか理屈だとちょっと足りないんじゃないか、と思ったんですよね。
で、なんだろうな都市計画/地域計画みたいなのに興味がでてきたとこで、そういう社会の設計/計画みたいなのをやる能力をつけようと思って、社会基盤に新しくできた国際プロジェクトのコースに決めた訳です。 まあほかにもいくつか下心はあったんですけど、こんなかんじでいいですかね。
―その下心とはいかに?
一つは本郷キャンパスにいきたかったこと。主要なキャンパスが3つあるんですけど、よく写真に出てるやつね。 もう一つは研修プログラムでただで海外に飛ばしてもらえること(笑)。 まあ普通に講義科目とか比較してみても、そこが一番実践的な感じがしてよかったんで。
―それで今までどんげなことをやったとですか?
授業では土木の基礎理論-力学とか水の流れとかめちゃくちゃ物理っぽいことから、経済学や社会調査法みたいなことまで色々やるんですけど、ばりばり数学の土木っぽい授業はとってなくて。数学苦手なんで(笑)。 そういう授業の取り方もできて、計画とかそういうことを重点的にやっていこうって感じですね。
あとは実験でコンクリートを練ったりペットボトルロケットを飛ばしたり。そういう実験や模型作りまであって、なかなか面白かったですね。東京の町並みや河川の見学会とか、現場に出るのも好きです。 なんか幅広すぎて自分でも何やってるとこかよくわかんないですけど(笑)。
ほかにもあって、さっき言った海外の研修にも夏いってきて、チェコって国に一ヶ月いました。
―チェコはどんげやったですか?ネドベドやらヤン・コラーやらには会わんかったですか?
大学からお金を出してもらって、チェコ工科大学ってところでチェコの環境について調査してました。、、、という名目で結構遊んでたかな(笑)。あんまりいい成果は出なかったですけど。
ヨーロッパの町並みには感動しましたね。すごくきれいでした。週末にはチェコの田舎とか周りの国に行ってみたんですけど、それぞれ町の作りや経済水準の違いとかも見えて面白かったですね。 そういうのを感じることができただけでも収穫だったかなと。また留学とかもしてみたいですよね。
―ネドヴェドの話はスルーかよ!ところでチェコ名物は何ですか?
ビール! チェコのを飲んだらもう日本のビールなんて飲めないですよ、ほんと。
―こん飲み助が!これから先はどんげなことをすっとですか?卒業論文とかどんげなことをやるつもりやとですか?
卒論はまだ決まって無いんですけど、途上国の都市政策みたいなことをやろうかなあと。 無事卒業できたら大学院ですね。たぶん同じ研究室で。その後はまだあんまり考えてないんですけど、海外で仕事がしたいなあと思っています。 4年生でこんな悠長なこといってっていいのかって感じですが(笑)。
―ふうん。じゃあ最後に皆にメッセージをどうぞ!
チェコビールはうまいです。 日本の銘柄だとプレミアムモルツがわりといい線いってますね。
↑春休みに行ってきたペルーにあるインカ帝国の遺跡前でとった写真だそうです。
以上です!