2012年5月5日土曜日

五ヶ瀬中等教育学校卒業生インタビュー - 田村康一郎さん(5)

五ヶ瀬中等教育学校卒業生インタビュー、
田村康一郎さんのインタビューの続きです。

前回は、仕事で面白いところについて聞いていきましたが
今回は、逆に大変なところについて聞いていきます。

前回までの記事はこちら↓


太平洋を遠い目で見つめる田村さん
■仕事で大変なところ

―逆に大変なのはどういう時?

一年目は大変でしたね。自分は海外に行くこと自体は慣れていたと思ってたんですけど…

最初は調査チームの工程とかを若手が全部担ってバシッとアレンジして向かわなきゃいけないんですが、そのあたりのビジネス上の時間感覚とか、自分で好き勝手に旅行する以外でのマネジメントみたいなところとか、複数の仕事を同時並行でこなさなきゃいけないとか、そういうのがなかなか慣れなくて。

それで時間がないうちにバタバタバタって行かないといけなくて、「どうしようどうしよう」ってなるのはありましたね…


―それは学生から社会人へのスイッチの切り替えやね。

なんも研修無しで、オンザジョブ(OJT)でした。


―新入社員は何人くらい?

最近は2年に1人ですね。


―ああ、じゃあ研修とかしっかりやる感じじゃないね。でもそれこそが田村が民間企業に求めてたもんじゃない?

そうですね…ただ、そこで結構大ゴケしました。3週間で3か国を回る調査があって、1つの国に2回入ってるので実質的には4か国だったんですが、その調整が全然間に合わなくて。

それとは別の仕事も抱えてる時期で、そのアレンジ、下準備もしなければならないっていうのが重なって追いつかなくなってきて…


―アレンジっていうのは現地と連絡とってやらんといかんの?

現地と連絡とってやりますね。最初はなかなか準備などの面が多くて、中身の話とかにはまだあまりかかわらない感じでした。


―おお、それはどうやって乗り越えたの?

しばらくは出張はなかったんですけど、その後に半年くらい経った後に、似たようなすごい手間のかかるセッティングをしなきゃいけない調査があって、それを国内サポートだけど仰せつかりました。これで挽回せにゃ次はないぞと思ってやりきってなんとか自信を取り戻した感じです。


―じゃあその期間は結構辛かった?

そうですね…追い込みすぎていてもう少し行くとひょっとすると立ち直れなかったかもしれないので、自分で振り返っても人生で一番ヤバかった時期でしたね…


―知らないうちにそんなところ乗り越えてたんやね。それはでも職場の人が良いサポートをしてくれてるよね。

そうですね。少しだけ休みをもらったら重いものはとれたので。


―じゃあ今は結構自信を持ってやってる感じ?

まだ全然勉強は足りていないところはありますけど、3年経てば慣れてきたところはあります。



今回は以上です!

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