2012年5月6日日曜日

五ヶ瀬中等教育学校卒業生インタビュー - 田村康一郎さん(6)

五ヶ瀬中等教育学校卒業生インタビュー、
田村康一郎さんのインタビューの続きです。

今回で最後ですが、今回は、
五ヶ瀬で学んだことで今に活かされていることについて聞いていきます。

前回までの記事はこちら↓

中華街を後輩の甲斐考太郎さんと練り歩く
■五ヶ瀬での経験が今に活かされていること

―最後の質問やけど、五ヶ瀬で学んだことで今に活きていると感じることってある?仕事でもいいし、仕事でなくても今にどうつながってるかっていうところで。

考えてみたらそうかなーというぐらいですが。結構いろんなところに行って、わりと違和感なく生活できたりするのは、6年間、狭い宮崎とは言えある意味、異文化な人たちと過ごしてきたことが、多少は生きているのかなと思いますね。


―海外への興味っていうのは五ヶ瀬時代からあったの?

そうですね。結構留学したいなみたいなのはぼんやり思ってました。


―あんな山奥にいてそれはどっから来てたの?

何でしょうね…確か将来何になるみたいなのを考え始めた時に、国際公務員とかそういうのってすごいんじゃないって思ったのを覚えてます。なんでそう思ったのかという過程までは覚えてませんが。

うーん…記憶の糸をたどると、結構図書室でごろごろしてて、紀行文とか旅行の話が好きだったので、そういう憧れがあったのが影響してるかもしれませんね。

また、その時だったのか覚えてませんが、その時興味を持っていた環境問題を考える上で、世界中の人達がぜいたくな暮らしをし始めたらやばいことになるっていう本も読んだりしてたのも思い出しました。直接その本がっていうのでもないんですが、そういう途上国での生活に関する問題もどうにかうまいこと考えていかないといけないんじゃないかっていう問題意識はあったかなと思います。

あとはうちの学校の人は思いやりのある人が多いですよ。社会に出てみても、わりと変な人って多いじゃないですか。そういうところで思いやりができる人は、五ヶ瀬の人で多いんじゃないかなと思いますね。

例えば、隣に横で寝たり勉強している人がいる中で、どうするのが良いんだろうっていうことが考えられるのは、寮で一緒の部屋で生活をしていたからだと思います。わりとそういうのがダメな人とかいますから。そういうのって結構大事なんじゃないかなと思います。五訓というやつで言うところの恕とか妙に当たるんですかね。


―こういうことをしておけば良かったなというのはある?

今となって思えば、後悔以外の何物でもないんですけど、もっと剣道やれたかなと思ってます。


―もっと!?十分だろー(笑)まだかよ。

やっぱ勝ってなんぼだろぐらいの(笑)。とか言って、その場におかれたらたぶんすぐ音をあげますけど。あの運動量と勉強量は今じゃとてもできないですけど。どM発言ですね(笑)。
一生懸命打ち込むと、将来こういう軟弱なことは言いませんよっていうことですね。


―オチがついたな(笑)本当はなんで五ヶ瀬に入ったのかとか聞きたいんですが、今日は甲斐孝太郎君の話も聞きたいので、またの機会に聞きたいと思います。ひとまずありがとうございました。



今回で田村康一郎さんのインタビューは最後です!

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