久しぶりの更新です。
実は、先々週から先週の頭まで、10日ほど急きょインドに行ってきました。
だからというわけでもないんですが、
ちょっと間が空いてしまいました。
ネタはいろいろと考えてあるのでまたおいおい更新していきたいと思います。
■インドに行くためのビザをどうしたか
せっかくインドに行ってきたので、今回はそれにからめた話をしたいと思います。
ちょっと教育とか五ヶ瀬中等教育学校とかとは
直接の関係はないんですが、高校出てからの何かの参考になると思うので。
そもそも急に行ったのは、向こうの人から思いつきで呼び出されたからなんですが
その時にビザの取得のプロセスが議論になりました。
通常は、東京の文京区の茗荷谷というところにある
ビザアプリケーションセンターまで行って
そこで申請するんですが、
今回は「Visa-on-Arrival」という方式で行きました。
というか、それで来い!と強く言われました。
通常の手続きだと、申し込みに1日、受け取りに1日と
最低でも2日かかり、両方とも茗荷谷までわざわざ出向く必要があります。
「そんなの時間と手間の無駄だ!
多少リスクはあるものの、とりあえず試してみろ!」
というインド人の強い主張により、そっちでトライしてみました。
リスクってどういうことかっていうと、
ビザを取得できずに入国できずにそのまま帰らんといかん可能性があることです…
なので、ちょっとビクビクしてたんですが最終的にはちゃんと入れました。
■しっかり準備⇔とりあえずやってみよう
結局、向こうについたら、
「ほら、入れただろう」みたいな感じのことを言われました(^^;)
このへんに考え方や価値観の違いが結構現れています。
僕もそうですが、日本人的には、
リスクがより低い手続きがあるなら
まずそちらへの対応をしっかりとやる方が多いと思います。
いろんなことを準備するにしても
何かにつけて細かいところまで気を配って
計画や見通しを立てることも多いと思います。
向こうの人からは、
「Japanese perfection」(日本人の完璧主義)
と言われて、半分からかわれてました。
これに対し、少なくとも今回僕を呼び出したインド人は、
まずやってみようという考え方で物事を進めます。
あと、大体念入りに準備するというよりは
直前にバーッと必要なことをやり始める感じです。
土地柄なのか何なのか、計画を細かく立ててもしょうがないと思っていて
何をやるにしても細かい問題があることは前提としているようです。
そして、何か問題が起きたらその時に対処すればいいという考え方のようです。
今回のケースでは、確かに向こうが言っていた通り
とりあえずやってみたらうまくいったので
次回からはこの方式もアリなのかなと思ってます。
とかくセーフティーな方をとって旧来のやり方に固執するだけでなく
多少リスクはあっても新しいやり方にトライするっていうのは
心配や不安はありますが、やってみるっていうのは悪くはないなと思いました。
なお、〇〇人ということであんまり類型化するのも良くないとは思うんですが
それにとらわれ過ぎないということを意識しないようにすれば
違いを意識するというのはコミュニケーション上有効だと思います。
■飛行機を降りてからホテルに着くまでのすったもんだ
以下は、備忘録がてらのメモです。
飛行機を降りてからビザを申請して
ホテルにたどりつくまでのことを
思い出して書いたその時の経緯です。
長いので、もし興味があればどうぞ。
飛行機を降りて、visa on arrivalの窓口がどこにあるのかと見渡すもそれらしきものが見当たらず
↓
もう一度見渡してみると、ちゃんとした看板はないが、なんか小部屋を発見
↓
よく見ると、その部屋の入口に、A4のコピー用紙で「Visa on Arrival」と書いてある張り紙がついている
↓
これか…と思って入ってみる
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係員らしき人が2名いたので、その人たちに「Visa on Arrival」って言う
↓
しかし、おれのことは気にせず2人で話をしていて軽く待たされる
↓
とりあえず席について書類を書くようにとA4の紙を渡される
↓
書いてる間に係員が1人どっかに行き、1人しかいなくなる
↓
Visa on arrivalの手続きに3000ルピーが必要だと言われる
↓
「ドルで良いか?」と聞くもルピーじゃないとダメと言われる
(ちなみにHPには「A fee of US $60/- or an equivalent amount in Indian rupees」って書いてある)
↓
うーん、どうすっかってなったけど、係員の人が航空会社の人を呼んで両替に行ってもらうから待てと言って電話で連絡
↓
とりあえず書類を書きながら待つ
↓
その間に別の乗客が入ってきて、arrival formのカードをくださいと言って受け取っていく
(この後5-6人同じような人が入ってきて、係員の人が乗客に「キャビンアテンダントは渡さなかったのか?」と文句気味に聞いていた)
↓
書類を大体書き終わるも、今度は別の人が3-4人、別の係員の人と一緒に入ってきて
「governmentの人なんだけど…」みたいな感じでごちゃごちゃ話し出す
↓
じっと待つ(;・・)ゞ
↓
一段落すると、書類をチェック
↓
一通り確認終了
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今度は日本人の人が入ってきて、「Visa on arrival」を申請する
↓
係員の人がその人のパスポートをチェックする
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前にとってあるビザが残っていて、申請する必要ないことが発覚
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本人がただ単に気づいてなかっただけなんやけど、怪しみだす
「no need」「なんでここに来たんだ」とか
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なんか英語でのやりとりがうまくいってない感じだったので横から口を出して説明
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とりあえずその人はそのまま行けばいいってことになって部屋を退出
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書類の確認は終わってあとはお金だけなので先にスタンプを押してくれる
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両替の人が来ないので再度連絡してしばし待つ
↓
両替の人が来て、3000ルピーに足りそうなだけのドルを渡して両替をお願いする
↓
じっと待つ(;・・)ゞ
↓
両替してくれた人が戻ってきてお金を確認
↓
これで終われると思ったら、今度は別の東南アジア系の学生っぽい感じの人が連れられてくる
↓
どうやらビザか書類か何かに細かい問題があったらしく、ごちゃごちゃ議論
↓
その間しばし待つ(;・・)ゞ
↓
その人が、外国人登録証を持っているかと聞かれるも、コピーしかないと答え
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係員から、「持ち歩けよ…」とため息交じりに言われる
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さらに、「もう二度とこういうことはするなよ」と言って注意
↓
その人が出て行った後に、3000ルピーを渡して最終確認
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ようやく出られる
↓
荷物あるかな…と思ってドキドキしながら階段を下りると、荷物のレールの横に自分のっぽい荷物を発見
↓
ふー、良かったと思って一息つく(゚-゚)
↓
出るところの手荷物検査を通る
↓
いざ出て荷物のレールの方をみると、さっきまであった荷物がない!; ̄ロ ̄)!!
↓
急いで出て見渡すと、カートに自分の荷物をのっけて運んでいるおじさんを発見
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呼びとめて自分のだと主張
↓
番号札を確認してもらって荷物を取り戻す
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ようやく出られる…と思って出たが、今度は来ているはずのタクシーの迎えが見つからず
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5分ほど探したり、迎えに来ている他のホテルの人に聞くも、見つからず
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そうこうしているうちに、あるおじさんがホテルに電話してくれる
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ホテルの人と話をして、今から迎えに行くと連絡
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良かった…おじさん親切やなーと思ってお礼を言って待つ
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そうすると、さっき電話を貸してくれたおじさんが、おれのタクシーに乗れよと言い出す
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しまった…そういうことか、うかつやった…( ̄□|||| と思って断る
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そうすると、おじさんは電話を片耳にあてながら一瞬向こうに行って帰って来る
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「ホテルの人が迎えに来ないよって言ってたよ」って言いだす
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イヤイヤ、今電話したフリしただけやろ…と思いつつ、「来るって言ってたから大丈夫」って断る
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しかし、おれのタクシーに乗れよと再アピール
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面倒になってきたので一旦到着ゲートの中の方に退避
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念のためホテルのタクシーの人を再度探してみるも見つからず
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すると、今度はプリペイドタクシーの会社のスタッフっぽいオレンジのシャツを着た人が声をかけてくる
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この空港のスタッフだから…と言って電話を貸してくれる
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うーん…と思いつつ、とりあえずもう1回ホテルに電話した方が良いことは良いので借りて電話
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もうすぐ来るという連絡
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またおじさんにタクシーすすめられるかと思ったけど、今度はそこに座って待てば良いということに
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お、ホントにスタッフだったのか…?と思いつつ、とりあえず待つ
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しばらく待つと、ホテルのタクシーの人が現る
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良かったーと思ってその人のタクシーのところまで移動
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そうすると、オレンジのシャツを着たおじさんも荷物を持ちながらついてくる
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移動しながら、「子供が5人いるんだ」「シンガポールドルOK」みたいな話をし出す
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ああ、そういうことね…(´へ`;と思いつつ、まあこの人のおかげで結局ホテルのタクシーまでつながったから良いかと思って2ドル渡す
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「five」と言い出す
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うーん、もういいやろ…ということでタクシーに乗り込む
↓
ホテル到着
※ちなみに、Visa-on-Arrivalのページは下記↓
http://www.immigrationindia.nic.in/visa_on_arrival2.htm
こんな感じで、まあいろいろ細かいすったもんだはあるんですが
概ねなんとかなるかなーという精神と
臨機応変に対応するっていうところは
結構見習っても良いのかなーとも思う今日この頃です。